Canon EOS9000D & EOS Kiss X9i

キヤノンからエントリークラスに2台のボディが新登場。「EOS 9000D」と「EOS Kiss X9i」です。両機は基本構成を同じとしながらも、若干の操作系仕様の違いで、前者がより写真表現に向き、後者が気軽に扱えるオールマイティ機となっている模様です。カメラ部の仕様は共通であり、2,420万画素のCMOSセンサーを搭載し、エントリークラスと謳われているものの、どちらを使い込んでも立派な作品が撮れるカメラだと思います。感度はISO100〜25600、映像エンジンがDIGIC7となります。

EOS 9000Dには軍艦部に液晶が搭載されますが、EOS Kiss X9iはよりシンプルな操作系となります。このあたりが一番分かりやすい違い。なお、EOS9000Dには背面サブダイヤルおよびAF駆動ボタンも配置されます。

液晶モニタはタッチパネル式で、可動式。

AF性能がブラッシュアップされた模様で、45点オールクロスのAFセンサーを搭載。いまやエントリークラスでこのAF性能!さらにライブビュー撮影時には、センサー各画素を位相差AFセンサーとして活用するデュアルピクセルCMOS AFに対応し、動体向けAFモードとして「スムーズゾーンAF」が追加されています。

両機共に大変コンパクトであり、男性なら手のひらに載せられるサイズ感。重量も500gを切る軽量さであり、それでいてデジタル部の性能は文句の付けようがない高性能さです。はじめて手にするデジタル一眼としてもよいのですが、サブ機に1台どうでしょう。コンパクトな機材があると何かと重宝します。フルサイズ機をお持ちの方なら、テレコン的に使用するサブ機であったり、ぶらっと出かけるときのお供にもよい一台です。

( 2017.02.23 )