タムロンブース

SP 35mm F/1.8 Di VC USD、SP 45mm F/1.8 Di VC USDの2本がリリースされたことも記憶に新しいタムロン。デジタルカメラの高画素化にともなった高い画質を追求する「SP」シリーズに、さらに新しいラインナップが発表されたばかり。ユーザーの期待も高く、ブースにはこの新レンズを試そうとたくさんの人が集まっていました。それではさっそくブースの方を見ていきたいと思います。


SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)

  • 「タムロンといえば90mm」と言われるほどの看板レンズがリニューアルしました。
  • SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)ですね。
  • タムロンの不朽の名レンズといっても過言ではない90mmマクロです。
  • デザインもエレガントで確かに女性にもさらにウケそうですね。
  • このレンズ、実は購入しようかと考えているので、ぜひ触ってみたかったんだよね。
  • 手ブレ補正機能(VC)にシフトブレ補正が加わって、実際にファインダーを覗いていると手ブレする気がしないですね。リング型超音波モーターのUSDというのも改善されました。防塵防滴構造なのも嬉しいですね。これならちょっとした天気の変化にも不安になることなく使えるし、水はもちろん、砂ぼこりが舞い上がるような屋外でも安心。
  • レンズ前玉は防汚コートだから、汚れも拭き取りやすいし、汚れにくいそう。これまでタムロンには簡易防滴はあったけど「防塵防滴」はなかったから、そこの期待にも応えてくれたってことだね。
  • 「円形絞り」で点光源の撮影でもまん丸の玉ボケがつくれますね。
  • このレンズの初代って1979年に発売になったSP AF90mm F/2.5 (Model 52B)で、それ以来ずっと支持されているわけだから、この新しいレンズにも期待が高まるのは当然だよね。
  • 新しいSPシリーズ共通の柔らかなデザインと、控えめに光るマウント部のゴールドのリングがいいよねー。一見地味なんだけど、しみじみといいなーと感じるデザインで長く使っていけそうな気がします。
  • 繊細で柔らかな描写で、ポートレートを撮るにもいい焦点距離ですから、ぜひブースで触ってみてもらいたい一本ですね。

SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)

  • こちらはCP+直前に発表された、SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)ですね。
  • 85mmに手ブレ補正が入ってるって、あまり聞いたことないね。
  • そうそう。これ大好物の「世界初」ね。とは言ってもフルサイズ用の85mm F1.8っていう限定されたカテゴリーのなかでってことだけど。
  • でも手ブレ補正はないよりあった方がいいから、これは嬉しい機能。
  • このレンズのキャッチコピーが「人を撮るために誕生した」ということで、ポートレートに特化したレンズになっているんです。色収差は徹底的に補正されているそうだし、ナチュラルなボケも手伝ってものすごくみずみずしい描写をしますね。
  • このレンズの鏡筒デザインはシリーズ共通で、今後のラインナップもこのゴールドのリングがつくんだよね?
  • 多分そうなんでしょうね。この控えめな感じがとても美しいんですよ。これね、描写も同じで、控えめなんだけど美しい。線が細やかで特に髪の毛や洋服の質感なんかがすごくいいです。
  • にごった感じがなくて、とてもいいですね。高画素機につけて撮影してみたい、と思わされますよね。

SP 35mm F/1.8 Di VC USD/SP 45mm F/1.8 Di VC USD

  • 既に発売中の2本も、非常に人気が高いですね。ブースも賑わっています。
  • 45mmって絶妙な画角じゃないですか? これも欲しいんです。最短撮影距離も0.29m。さっきのマクロレンズより寄れますよ。もちろん倍率が違いますけどね。
  • 標準域の単焦点レンズでここまで寄れるっていうのはすごくいいよね。マクロフィルター買わなくて済みます。
  • しかも、これも話題の手ブレ補正(VC)が搭載されてますよね。でも、F1.8っていうのはちょっと弱くないですか?
  • もっと明るいレンズもあるから驚きはないけど、無理のない設計で開放から高画質だし、何よりレンズが大きすぎなくていいんじゃないかと。
  • もう一本の35mmっていう常用するのにいちばんいい焦点距離のレンズも、手ブレ補正がついてるっていうのは強いと思う。散歩に行くのにこれだけつけて行って、開放でバリバリ撮れるわけだし。
  • この10mmの差ってどうなんでしょう?
  • ファインダー覗けば分かる!(笑)35mmって無理なく切りとれる感じだけど、45mmって実は50mmよりも「足」を使って撮る画角のような気がしますよね。自分の目でよくよくみているものをその画角に入るまで前や後ろに動いて、ちょうどよく収めるっていうのは、意外と簡単じゃないと思います。だからこそハマったときの喜びが大きい。
  • 写りは35mmも45mmでそれぞれ個性があるなと。どちらも繊細な描き方をすると思うけど、45mmの方がピリっとしてる感じがする。
  • ちなみに35mmの方は最短撮影距離が0.2m!一眼レフ用のレンズでこんなに寄れるっていうのはスペックの数値を見るだけで嬉しくなりませんか?
  • 寄りたい人多いもんね。寄りたいからこそ、手ブレ補正が欲しいんだよね。でもこれにはその両方がある!欲しい!
  • 最初にこの2本のリリース情報を見たときは正直地味だなーと思ったけど、90mmマクロ、85mmとラインナップが増えてきて、同じデザインのものが並ぶと、じんわりと「いいかも」って気持ちになるね。
  • 価格も良心的と言っていいですよね。
  • ですね。レンズメーカーがこうして新しいシリーズをどんどん作ってくれると、これからますます面白くなりそうですよね。レンズの数だけ表現の幅が広がります。タムロンブースには、カットモデルなどの展示も多く、高倍率ズームというカテゴリーで時代を築いてきたメーカーらしく、その歴史を追えるような展示もあって、すごく楽しめるので、ぜひ足を運んで欲しいですね。


新製品はもちろん、タムロンレンズの全ラインナップも展示されるなど、新しいSPレンズをラインナップしたことで、新たなユーザーがこれまでの製品作りについて知ることができるブース作りをしていました。新しいレンズを含め、タムロンレンズで撮影された作品もたくさん展示されているので、実際の写りが気になる人は、目で見て触って、そして帰り道にヨドバシカメラに寄るというのがオススメです。

( 2016.02.26 )