映像のスタートからゴールまでをカバーしたキヤノンブース

白を貴重とした清潔感のあるブースは、カメラ、レンズ、プリンタなどの製品だけでなく、たくさんの写真作品も飾られています。撮って、プリントして、見せるという写真のスタートからゴールまでをフルにカバーして、撮り手に合ったさまざまなバリエーションのモデルがあるというのはキヤノンならでは。さっそく気になる製品を見ていきましょう。


Canon EOS 80D

  • ミドルクラスのEOS 80Dもたくさんの人が実機を触ってみようと並んでいましたね。
  • バリアングル液晶、バリバリ動きますね。所有感も満たしてくれる、しっかりとした作りだなーという印象だよね。
  • AFも速いし、タッチシャッターも搭載、Wi-Fiも付いてるし、すごく便利でカジュアルに使える印象だけど、スペックはしっかりしてるから本格的な撮影にも十分対応できそう。
  • 顔認識、色検知がすごく優秀で、被写体との間に障害物があってもしっかり顔にピントを合わせてくるんですよね。
  • 子どもの撮影にもよさそう!
  • バリアングル液晶は、アングルの不自由さから解放されて、これまで目を向けてこなかったものにもレンズを向けられそう。自撮りする人にもいいね。キヤノンコネクトを使えば、Wi-Fiでリモートシャッターも使えるし。
  • 4K動画も撮れるらしいですね。
  • 新しいキットレンズEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMにパワーズームアダプターPZ-E1をつけて動画を撮ると、映画みたいな優雅なズーミングができるらしいね。ISも搭載してるからブレにも強そうだし、動画もぜひ撮ってみたいよね。
  • EF-Sレンズのラインナップにはフルサイズ対応レンズの「Lレンズ」みたいなラインがないですけど、APS-Cでもこれだけ画質がよくなってきたら、EF-Sレンズの高性能版をリリースしてほしいなあ。
  • まあ、でも値段がかわいくないからなかなか手が届かないし、今だってフルサイズのレンズも付けられて、レンズ真ん中のおいしいところ使えるからいいじゃないの。もちろん高性能レンズはあったらいいなと思うけど、EF-Sレンズはお値段も手頃だし、軽くてよく写るし、すごくいいよね。
  • クリエイティブフィルターの後がけとか、重ねがけなんかもできるようになってるし、ハイアマチュアだけでなく、スマートフォンで写真を楽しむことを知った人にもオススメですね。
  • 気負わず使えて「こう撮りたい」と気持ちにしっかり応えてくれる、満足度も高いモデルと言えそうですね。
  • EOS 8000Dっていうモデルが出たばかりなのに、住み分けが難しくない?
  • EOS 80Dの方がより「本格的」と言ってもいいんじゃないかな。このカメラだったら、お子さんのいるご家庭だと、パパ・ママ両方で使えそう。シャッターを押すだけで簡単に美しく撮れるっていうのはもちろん、欲が出てきたら細かな設定をして、コントローラブルに使う事もできるわけだから、かなり幅広いユーザーが獲得できそうな気がするよね。

Canon PowerShot G7 X Mark II

  • 1型センサー搭載のコンパクトカメラPowerShot G7 Xも新しくなりましたね。
  • これ精悍なデザインでかっこいいですね。ブラックのボディに、PowetShot Gシリーズ共通のダイヤル周りの赤が効いててすごくいいと思う。
  • 35mm判換算で24-100mm相当のズームレンズで開放値はF1.8-2.8。DIGIC7搭載で画質もかなり良くなってるから、プロのサブ機としても使えそう。
  • 液晶が下向きにも動くようになってましたので、ハイアングル撮影のときに便利になりますね。
  • カメラの前面にあったクリック/スムーズ切り換えレバーを切り替えると、クリック感のあるダイヤルの操作と、なめらかでスムーズなフォーカシングがそれぞれ使えるようになってるのが面白かった。
  • 操作感ってすごく大事で、ずっと触っていたい感触とか、気持ちのいいクリック感とか、そういうのがあるかないかで使う頻度も変わってきますからね。
  • グリップの形状が新しくなって、より持ちやすくなった気がします。
  • PowerShot G7 X Mark IIの分解モデルが展示されてたけど、中身が見られるってそれだけでワクワクするよね。自分のだったらバラせないからね(笑)、やっぱり中身は全部見せた方がいい。
  • カメラ内RAW現像ができるようになりました。。複数枚のバッチ処理もできるようになって、PCを使わずともカメラ一台でかなり効率的に現像できるのは嬉しいポイントですよね。
  • カメラ内でもRAW現像ができるのはいいよね。撮ってすぐに現像して、Wi-Fiもついてるから、こだわりの1枚もSNSへの簡単にアップできます。
  • カメラのインターフェイスがEOSシリーズをベースにしたものになってるのも、一眼レフとの並行で使用するのにすごくいい!
  • これだけ小さいボディに、あらゆる機能が凝縮されているというのが驚きです。
  • なんでもできる魔法の箱!前モデルを持っている人でも、機能を使い切ったことはないでしょうね(笑)。
  • コンパクトカメラは小さくてシャッターボタンを押すときにカメラが動いてブレるってことが日常茶飯事だから、実は大きくすると結構ブレててがっかりすることも多いけど、三脚使用時に対応した「三脚IS」なんてモードまであって、至れり尽くせりですよ。
  • ボケもすごく自然できれいだったし、液晶がすごく美しいので撮って確認するのが楽しくて、写真が上手くなった気分になれました。
  • きっと、それは大事なことだよ!(笑)

Canon PowerShot G9 X

そして、先日PYでも実写レビューをお届けしました「PowerShot G9 X」。1型センサーのコンパクトデジカメとしては驚異的ともいえるボディサイズが魅力ですよね。スペックを欲張るとひとつ前に紹介したG7 Xになってしまいますが、G9 Xの強みは、写真を撮らない日常でも持ち歩くことが苦にならない大きさ。バッグの中に入れておいても、邪魔になることはありません。加えて「満足できる"写真"を撮れる」だけのセンサーサイズとそれに見合ったレンズ。いつ訪れるかわからないシャッターチャンスを確実にモノにできるカメラというのは、こういうカメラなのかもしれません。


Canon imagePROGRAF PRO-1000

  • A2サイズまでプリントできるプリンター、imagePROGRAF PRO-1000が新登場しました。
  • インク12色!ってインク代が...。
  • 12色顔料インクだそうです。特にマットブラック・フォトブラック・グレー・フォトグレーと黒系だけで4色、モノクロプリントの階調表現もすごいですよ。
  • 撮った写真を大きなサイズでプリントしたことないけど、サンプルのプリントを見たら、液晶画面で見てるような透明感があって感動しました!
  • A2って紙のサイズが大きいから、紙送りがきちんとされるのか不安になるよね。でも、例え斜めに入ってしまっても、それを検知して真っ直ぐにしてくれる「斜行補正機構」があるんだそうです。「エアーフィーディングシステム」っていうのは、用紙の挙動を制御して安定した出力ができるとのこと。用紙を入れるところから空気を吸入して、紙を吸着しながらプリントするんだそう。
  • 有線LANはもちろん、無線LAN、USBケーブルで接続できて、プリントの環境の自由度が高いのも魅力ですね。
  • 家に置くには大きいけどね。でも写真を趣味としていて展示なんかもする人だったら、これが家にあればプリントを外注せずに自分の色を表現することができそうだし、実は...とても欲しい!
  • 実際にプリントされたサンプルがすごかったです。メンテナンス性が気になります。プリンタって目詰まりもするし、出力したいときにちゃんと機能してくれなかったりするので。
  • プリントヘッドが新しくなって、ノズルリカバリーシステムっていうノズルからのインク漏れを随時チェックしてるから、失敗プリントもかなり軽減できるとのことでしたね。インクも80mlの大容量でランニングコストを抑えて、インク交換の頻度を軽減してると説明を聞きましたよ。
  • 撮った写真をプリントして「物」として楽しむと、写真の楽しみ方がさらに広がりますからね。キヤノンにはA4サイズまでのプリンタなど幅広いラインナップがありますから、ぜひ見て欲しいですね。
  • プリンタの展示されている近くには、さまざまな写真家さんが撮影した写真を実際にPRO-1000でプリントした作品も展示されているので、こちらもぜひ見てもらいたいですね。まるで写真展を見に来たような贅沢な気分になれますよ。

今年は新モデルも多く、CP+ 2016初日とはいえたくさんの人がキヤノンのブースを訪れていました。新しいカメラで撮影された写真作品もたくさん展示されていますので、気になる実際の写りを確認することもできますし、数多くの写真家さんたちの作品を一気に見ることができるという贅沢な時間も堪能できます。やはり期待の新機種に触るためには並ぶ時間も長くなりますが、それだけの発見や驚きのあるモデルばかりです。ぜひ足を運んでみて下さいね!

( 2016.02.26 )