パナソニック・ブース概況
パナソニックブースからは、注目の「LUMIX CM1」とコンパクトデジカメを中心にレポート。パナソニックでは、昨秋のphotokina 2014から4Kフォト、4K動画で新たな撮影シーンを提案しています。ステージには大型のステージが設けられていて、4Kフォトを体験できるようになっています。 その「4Kフォト」とは、4Kで撮影した動画から写真を切り出すことで、決定的瞬間を捉えることができるという機能です。一瞬のシャッターチャンスを待つのではなく、高画質で連写した中から選択できるこの機能は、これまでの写真撮影の概念を大きく変えてしまうのかもしれません。
photokina 2014で発表され、すでに海外では発売されているコミュニケーションカメラ「LUMIX DMC-CM1」が今回のパナソニックの大きな目玉のひとつ。 その注目の高さはタッチ＆トライコーナーの人だかりが示していました。これまでなかった斬新なデザインと機能のデジタルカメラということで、注目度の高さはダントツ。これは見逃せません。
その「LUMIX CM1」は、極薄のボディにAndroid 4.4を搭載し、LTE機能や無線LANを使ってスマートフォンのようにWebサイトにアクセスしたり、SNSやアプリ、メールが使えてしまうスマートフォンの機能を持ったデジタルカメラなのです。限定2,000台が3月12日から国内で限定発売されることが発表されましたが、タッチ＆トライコーナーでは、実際にその機能を体感することができます。「LUMIX CM1」は見た目の薄さとは違って、ズシリとした重量感があります。初めてスマートフォンを手にしたときのような感覚を覚えるかもしれません。操作感はサクサクと軽快で、ストレスを感じることはありませんでした。
背面は4.7インチフルHD液晶となっているため、見た目はスマートフォンそのもの。操作もタッチパネルで行うようになっています。モードを撮影画面に切り替えると、画面には見慣れたLUMIXシリーズと共通のアイコンが表示されます。この画面だけを見ればデジタルカメラでしかないのですが、ボディが薄く、グリップもないため、撮影スタイルはスマートフォンのような構え方になってしまいます。1.0型高感度MOSセンサーと新開発 ライカDCエルマリートレンズを搭載したスマートフォンのような「LUMIX CM1」。実際に手にして、その操作感を体感してみてください。発売は3月、ヨドバシカメラでは店頭のみの販売となります。
「セルフィ」「自分撮り」といった撮影スタイルが定着してきたことから、デジタルカメラも自分撮りができるような角度まで可動する液晶モニターを搭載したカメラが増えてきました。「LUMIX DMC-GF7W」は、上側に180度チルトする可動式液晶を採用しており、カメラを置いた状態で自分撮りができます。また顔をいったん隠してから顔を現すとシャッターが切れるフェイスシャッター、2つの顔が一定以上に近づくとシャッターが切れるフレンドリーシャッターの新機能が搭載されています。
こんなに小さなボディの「LUMIX DMC-GF7W」ですが、マイクロフォーサーズマウントを採用し、レンズ交換が可能です。 ダブルズームキットの同梱されるレンズは、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」と望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」の2本。 また「LUMIX GF7W」のカラーは、写真のブラウンに加えてシルバー、ピンクの3色がラインナップされています。20〜30代の女性がターゲットというこのカメラ。いったいどのカラーが売れ筋になるんでしょうか。
24-720mm相当の光学30倍ズームを搭載しているのが信じられないほどコンパクトなボディの「LUMIX DMC-TZ70」。 アイセンサーが搭載されたEVFは、液晶モニターが見え難い場所での撮影に便利です。また、レンズ外周に設けられたコントロールリングを使うことで、ファインダーを覗いたままで撮影モードに合わせてズーム、絞り・シャッター速度の設定ができます。 ほかにも暗いシーンでもノイズを抑える12.1M 高感度MOSセンサーを搭載しています。ボディカラーはシルバーのみです。
「LUMIX DMC-TZ57」（左）と「LUMIX DMC-SZ10」（右）。 どちらも180度チルト式の液晶モニターを搭載し、自分撮りに対応しています。驚くのはその液晶モニターの薄さ。 ボディのコンパクトさを損なうことなく、可動式液晶を実現しています。また自分撮りがきれいに撮れるビューティ機能も搭載されていますが、いずれも明らかに女性を意識した機能。肌をなめらかにする「美肌モード」、背景をぼかす「背景ぼかし」、細身に写す「スリムモード」の3つのモードがあります。 さらに「LUMIX TZ57」は24mmからの光学20倍ズーム、自由なポーズでシャッターが切れるウィンクシャッター、WiFi機能などが搭載されています。気になる機能が満載のカメラです。
( 2015.02.13 )
