ニコン・ブース概況

CP+の直前に、銘玉の誉れ高きAi AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-EDが、位相フレンネルレンズを搭載し大幅なダイエットを実現した「AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR」にリニューアル(※間もなく実写レビューお届けできると思います!)。天体撮影に最適化された「D810A」のリリースや、少し前になりますが一眼レフ・エントリークラスの意欲作「D5500」のリリース、さらにCOOLPIXシリーズのリニューアルなどが主なトピックのニコンブース。ゆったりとしたスペースで、黒を基調としながらも、ビビッドにコーポレートカラーが冴えるブースは、photokina2014よりも少しシックで落ち着いた印象。きめ細かくユーザの「あったらいいな」を実現する製品のテコ入れを、革新的な物作りの要素で支えているといった印象。わかりやすい派手さはありませんが、一つ一つのプロダクトを充実させていく姿勢を感じます。さて、そんなNikonブースの概況をざっとお伝えしたいと思います。

こちらが「AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR」。従来型はその描写にケチをつけるメディアやユーザも殆ど見かけない、誉れ高き銘玉であったように感じます。しかし素晴らしいダイエットぶり。筆者も飛行機を追いかけて撮影していた頃に従来型には大変お世話になりました。したがって新型の写りは本当に楽しみです。PF素子を採用したことで、このサイズを実現できるそうですが、PF素子がおよぼすボケ味など気になりますよね。ぜひ実写レビューをお楽しみに。しかしF2.8通しの標準ズーム並みのコンパクトさ!

こちらは天体撮影に最適化された「D810A」。具体的にはセンサー前の赤外線カットフィルタを変更・最適化し、より赤外線に近いHa線まで透過率を保ち、星雲などを一般的なカメラに比べて格段に鮮やかに写すことができるようです。ちなみに天体撮影に最適化しているため、通常のシーンの撮影に用いると像が赤みがかり、適切な色再現が難しく、あくまで天体撮影用のカメラのようです。基本的なスペックはD810同様で、違いは赤外線カットフィルターの仕様のみのようです。ただし、「D810A」には長時間露光モードが有り、ベース感度がISO200といった違いがあります。天体撮影の世界にあまり明るくないのですが、一般的なカメラを天体撮影に向けたカメラに改造するサービスを提供する業者の存在があるぐらいですから、メーカーがそれを直にリリースしてきたというわけですね。他社にも同様の機種が存在します。D810がベースとなると画素数もかなりなもので、ファンにとっては嬉しいニュースかもしれません。

ミラーレスカメラの台頭で、一番最初に購入するレンズ交換式カメラが一眼レフではなく、ミラーレスというケースの方も多いかと思います。そんな中、ニコンが意欲作として投入したのが「D5500」。バリアングル式かつタッチパネル式の液晶モニタを搭載し、Wi-Fi機能搭載、ボディをD750やD5300同様のモノコック式とすることで削ぎ落とすべきは削ぎ落として薄く、しかしグリップなどはしっかり。撮ることそのもののために必要な物事をサイズダウンをはかりつつ突き詰め、撮るだけでなく、より楽しむための機能を載せてきています。単なるエントリーモデルでは毛頭無く、AFのポイント数なども上位機種を伺う充実振り。ライブビューの際に肝となるコントラストAFの速度なども磨き上げてきています。一眼レフとしては望外なコンパクトさを誇りますが、ミラーレス機にはそれも譲ってしまいます。しかし、カメラをキチンとホールドしてしっかり写すために必要なサイズというものがあります。さらに豊富な交換レンズ群が何よりも命。記録から表現へ、これから写真の世界にのめり込もうという人達に、一眼レフの世界からできる限り寄り添ってきた、そんな意欲作だと感じます。

デジタルカメラの主要ジャンルをおおよそラインアップするニコン。昨今寂しくなってきたコンパクトデジタルもしっかりリリース。 COOLPIX Sシリーズの最上位モデルとなる「COOLPIX S9900」。 有効画素数1,605万画素の1/2.3型CMOSセンサーを搭載し、バリアングル液晶と手ブレ補正機能付き光学30倍ズーム(25-750mm相当)を搭載。Wi-FiやGPSなど便利な主要な機能を搭載しつつ、面白いなあと思うのが世界地図まで搭載しています。もちろんフルHDのムービーもOK、いわゆる微速度撮影的な、一定の間隔で撮影したカットを繋いでムービーに仕立てるタイムプラス動画機能も搭載。"全部載せ"のコンパクトデジタルが欲しい!という人にも、メインでは押さえられない領域をサブで押さえるなんて人にもうってつけ。ルックスもカメラらしい雰囲気に。ポケットに1台欲しいですね。

こちらは手ブレ補正機能付き光学20倍ズーム(25-500mm相当)搭載の「S7000」。ズーム倍率を上位機種に比べて抑えることで、このクラスとしては世界最軽量のサイズに仕上がったそうです。主な機能は「S9900」とよく似ていますが、センサーは有効画素数が少し少ない1,602万画素の1/2.3型CMOSセンサーを搭載し、液晶モニタは固定式、Wi-Fiは搭載されますが、GPS等の位置記録機能は省かれている模様です。ポケットにとりあえず1台という機種には十分すぎるカメラです。

ブース内の模様を少々。モデル撮影のスペースが結構広めでしたね。なかなかこんな女性を写す機会は無く、つい我々もレンズを向けてしまいます。しかし毎度思いますが、モデルの方も本当に大変ですよね。

写真家によるセミナーも好評のようでした。我々編集部がもしこんなプレゼンテーションを行ったらどうなるのでしょうか。おそらく「周辺は落ちた方が格好よい」「絞りは極力開けましょう」「手持ちでさらに自由に!」なんてプレゼンになり、とても呼んで貰えそうにありません(笑)

ミラーレスは何となく押されている印章があるかもしれないニコン。しかし実写レビューで何度かテストいたしましたが、実力は折り紙付き。機会あったらぜひお試しください。ミラーが無くとも、しっかり「ニコンイズム」が貫かれ、佳い画を叩き出しますよ!

( 2015.02.12 )




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ニコン初の位相フレネルレンズを採用した300mmレンズ。開放F4スペックからは驚異的にコンパクト。重量も755gと軽々と振り回せる1本です。

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三脚でお使いになる方はこちらも。スタイルもぐっとアップします。

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天体撮影用として開発されたD810A。3635万画素のフルサイズセンサーで捉えた星雲、早く見たいですね。

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普通の天体撮影以外でお使いになる方はこちらを。絶賛発売中でございます。

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D5500のレンズキット。バリアングルモニタを採用したボディは軽量かつコンパクト。ボディカラーはブラックとレッドの2タイプです。

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こちらはダブルズームキット。初めての一眼レフでもタッチパネル式で直感的に操作いただけます。

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COOLPIXシリーズ最上位となるコンパクトデジカメです。光学30倍ズームにバリアングルモニタ、Wi-FiにGPSとあると便利な機能はほとんど搭載されています。自分撮りにもバッチリの1台です。

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スリムかつコンパクトなボディながらも、光学20倍ズームを採用した欲張りなモデル。Wi-Fiも内蔵し、NFCでスマートフォンとも簡単に連携します。

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