フジフイルム・ブース概況

2012年2月にX-Pro1を皮切りにスタートしたXシリーズも早3年を迎えようとしています。 レンズラインナップも3年という時を思えば、かなりの数がリリースされ、すっかりXというブランドネームも定着した感のあるFUJIFILM。フィルムメーカーとして蓄積されてきた色再現に、デジタルカメラ黎明期から根強いファンを抱えるメーカーでもあります。 今回CP+のトピックとしては、「X-A2」「XQ2」といったアップデート機種のリリースと、Xマウントの交換レンズ「XF 16-55mm F2.8 R LM WR」のリリースといったあたり。 ブース全体がブラックを基調とし、各コーナーの名称がホワイトで表示され、かなり大人な印象のエリアとなっていました。 その印象をさらに鮮烈なものとしているのが、エントランス脇に設置されたモデル撮影コーナー。 ギラッときらめくバイクと女性モデル。派手な効果音や照明の演出はなくても、Xシリーズの世界観をうまく表現しているように感じました。さて、ブースの概況をお伝えいたしましょう。

FUJIFILMの特徴的なX-Trans CMOSではなく、 一般的なAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載したローエンドモデルX-A1をアップデートした「X-A2」の登場です。 センサーなどは前モデルからのキャリーオーバーですが、AF性能などを向上させ、評判のフィルムシミュレーションモード "クラシッククローム" を搭載、さらに自分撮りが可能となるチルト式液晶モニターを採用。 面白い機能で、 "瞳AF機能" を今回新規に搭載。顔認識でも凄いと思っていたのですが、今度は瞳です。また、接写時自動的にマクロモードに切り替わる"オートマクロAF"が搭載されました。これはかなり便利なのではないかと思います。もう一つ、合焦しているエリアを自動的に最大9点表示する "マルチターゲットオートエリアAF" が搭載されました。このあたり、実写レビューでもいろいろと確かめてみたいと思います。

こちらはXQ1からのアップデートモデル「XQ2」です。レンズやセンサー回りはキャリーオーバーですが、新たにX-A1同様に "マルチターゲットオートエリアAF" が搭載されました。また、フィルムシミュレーションモードに "クラシッククローム" が新たに加わりました。クラシッククロームについては気になっている方も多いのではないでしょうか。 F1.8と大口径レンズを搭載して、コンパクトデジタルとは思えない画を結ぶ本機で手軽に試してみるのも一つの手かもしれませんね。本機はすっきりとしたコンサバなデザインも好評のようです。

さて、F2.8通しの標準ズーム「XF 16-55mm F2.8 R LM WR」の登場です。24-84mm相当、防塵・防滴・耐低温構造であり、高度な光学設計でフラッグシップに相応しい描写性能を誇るとのリリース。独自のナノGIコーティング技術でフレアやゴーストを抑え込むことに腐心したとあって、実写レビューが今から楽しみです。Xシリーズ用レンズはどれも優秀な印象です。待ち焦がれた人も多いのではないかと思います。

そして、レンジファインダー向けのレンズを彷彿とさせる、レンズ先端がすぼまったスタイルの「XF 35mm F2 R」も紹介されていました。 Xマウントの単焦点レンズはハイスペックな大口径レンズ主体の展開となっていますが、こういう軽量コンパクトなレンズもいいですよね。 型番には入っていませんが、「WATER RESISTANT」と鏡胴に書かれていますので、「WR」仕様になっているものと思われます。

XF 16-55mm F2.8 R LM WR のカットモデルも展示されていました。非球面レンズ3枚、EDレンズが3枚と、かなり力の入ったレンズ構成です。ミラーレスのようにシステム自体がコンパクトであれば、F2.8通しのレンズもそれ相応にコンパクト。よく写る明るい標準ズームを現実的に常にマウントできるとなると、これは幸せなことですよね。

 

( 2015.02.12 )




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XマウントシステムのローエンドボディがXA-2となりました。より優しくお使いいただける便利な機能を搭載し、内蔵のチルト液晶で自分撮りにもチャレンジできます。こちらは便利なダブルズームキットです。

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こちらは、フルサイズ換算24-80mm相当となる標準ズームレンズを組み合わせたレンズキット。ボディカラーに合わせて、レンズ鏡胴もシルバーカラーです。

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ボディ単体もご用意していますので、X−A1からの買い替えにもいいですね。ボディーカラーは全3色、どの色がお好みですか?

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F2.8通しとなる上級ズームレンズ。フルサイズ換算24-82.5mmと扱いやすいズーム比でコンパクトに仕上がっています。防塵防滴仕様の「WR」レンズです。

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XシリーズコンパクトもXQ2へとアップデート。一般的なコンパクトデジカメよりも大きな1/2型センサーにより、豊かな再現力を発揮します。

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X100Tでも採用された「クラシッククローム」のフィルムシミュレーションモードを採用しています。レンズは開放F1.8とハイクラスな1台です。

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3色のボディーカラーはそれぞれに仕上げも異なり、印象も違いますね。それぞれクール・シック・かわいいといったところでしょうか。

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