コシナ・ブース概況

会場入口から近い位置にブースを設けたコシナ。ブラック基調のフォクトレンダー、ホワイト基調のツァイスという風にブースは仕切られ、それぞれのブランドを前面に出してシックかつクールな印象です。製品の大半を占めるレンズは、カットモデルを添えて全ラインナップを紹介。ほぼすべてのレンズで金属鏡胴を採用しているため、カットモデルは非常に美しく見応えがあります。では気になる製品を見ていきましょう。

まずは、フォトヨドバシでも実写レビューを紹介したばかりの「Carl Zeiss Otus 85/14」は4月発売予定。先にOtus 1.4/55と同様、ニコンFマウント(ZF)とキヤノンEOSマウント(ZE)から発売され、ヨドバシカメラではご予約も受け付けております。高価な硝材を惜しみなく投入し、カットモデルからもわかるようにフローティングエレメントを採用しているため、近接から無限遠まで究極に迫るレベルの高い描写性能を実現しています。キヤノンEOS用の実写レビューも近日公開の予定です。お楽しみに。

続いて、フォクトレンダーブランドでは、Ultron 50mm F1.4 Asphericalに続くビンテージラインの第二弾として、photokina2014でもレポートしました「Ultron 35mm F1.7 Aspherical」が展示されていました。現時点では発売未定でガラスケース内のみではありましたが、Ultron 50mm F1.5 Asphericalのデザインを継承したフォクトレンダー往年のスタイルで、金属鏡胴の質感も高く、特にシルバーのスリットフードが非常に美しくうっとりするほどです(笑)。レンズ構成はVLマウント版を継承したUltron 50mm F1.5と異なり、完全新設計になるとのこと。発売が待ち遠しい1本です。

続いて、III型となる新しい「Super-Wide Heliar 15mm F4.5 Aspherical III」は3月の発売予定。VLマウント時代からのレンズ構成が16年を経て新しくなり、構成枚数が増えました。デジタル対応で周辺画質が向上しているそうです。写真左のII型は、極めてシャープで高い描写性能に人気があるレンズでしたが、III型ではその性能では凌駕しており、「喜んでいただけるものに仕上がっている」とのことでした。写真の通り、全長は長くなっていますが、元々コンパクトなサイズですからこれまで通り振り回せるレンズとして活躍しそうです。デザインの変更によりピントレバーは廃止され、幅広のピントリングでピントをシビアに追い込みやすくなっています。
右側のサムネイルはα7にマウントアダプター経由で「Super-Wide Heliar 15mm F4.5 Aspherical III」を試写したもの。II型のように周辺で起きていた色被りはまったく感じなくなり、開放絞りでも周辺の流れは見当たりません。より顕著にその傾向が出ていたα7Rでも問題ないとのことです。(※サムネイルをクリックで大きな画像が表示されます)

6年ぶりの新規リリースとなったZMレンズ「Carl Zeiss T* Distagon 1.4/35 ZM」は6月の発売予定。専用のメタルフードは別売です。高い性能を出すためにビオゴンではなくディスタゴンでの構成にしたとのこと。最前面が凹レンズから始まる構成で非球面レンズも2枚使用しています。写真のカットモデルでも特徴的に見えますが、後群がフローティングエレメントとなっており、近接での画質にはかなりの自信があるとのことです。期待が高まります。

右のサムネイルは開放F1.4での撮影。ガラスケース内のレンズにピントを置きましたが、立体感のある描写とピントピークのキレが素晴らしいですね。ボケはなだからで美しく、開放付近では周辺光量落ちが目立ちますが、これはむしろドラマチックな演出に一役買ってくれているのではないでしょうか。ガラスの質感描写も見事です。MTFによればF4まで絞ると画質は周辺も含めて最高レベルにまで達するとのこと。手に持った印象では金属鏡胴のレンズとしては見た目通りといった印象で、軽くはないが、重すぎる感じもないといったところ。デジタルライカとのバランスはとてもよさそうです。

写真用のレンズの他には、関連商品としてフィルターや双眼鏡などが多数展示されていました。また業務用シネレンズもガラスケース内で多数展示され、マイクロ4/3やEマウント、Fマウント、EFマウント等への交換が行えるシステムについても詳しく紹介されていました。

ベッサも健在!

VLマウントから始まったフォクトレンダーのレンジファインダーカメラ向けレンズも、VMマウント化が完了しラインナップは一巡した状況ですが、ビンテージラインのようないい意味で "少し外した" 製品を今後も投入していきたいとのことでした。またソニーEマウント向けの製品としては、VMマウントアダプターや「Heliar 40mm F2.8」のような製品が登場していますので、今後はEマウント専用のレンズにも期待したいところです。

>> Carl Zeiss Otus 1.4/85 ZF.2 実写レビュー
>> Voigtländer HELIAR 40mm F2.8 実写レビュー
>> photokina 2014・フォクトレンダー




( 2015.02.13 )




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55mmに続くOtusシリーズの第二弾は85mm F1.4となりました。ツァイスが一切の妥協を廃し、ただひたすらに性能を追求した歴史に残る1本。ぜひあなたも手にしてみてください。

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キヤノンEFマウント用も同時リリース。現在ご予約受付中です。

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III型ではデジタル完全対応になりました。フルサイズで隅々まで気持ちいい、110度の超ワイドな画角をお楽しみください!

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専用のファインダーは別売となります。こちらは素晴らしい見えのファインダーで、15mmという画角が普通に見渡せてしまいます。ライカユーザーの方には必須アイテム。

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35mm F1.4はDsitagonとなりました。こちらのレンズも価格相応の素晴らしい写り、既に35mmのハイスピードレンズをお持ちの方にも味わっていただきたい1本です。

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こちらはシルバー。重量はどちらも同じです。

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