PHOTO YODOBASHI

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摂生を心掛けていると言いながらも、さすがに退社後は怠惰な生活を続けています。昔であれば、夜中にふと目が覚め「あ〜、あと6時間で会議だ、寝なくちゃ」と焦って逆に目が冴えてしまったのですが、今や夜更かししようが夜中に目が覚めようが、昼まで寝ていようが、家人に咎められない限り(ときどきお咎めがあります)、まったく構わないのです。それに、ここではとても書けない会社のイヤ〜なストレスも無くなった、実にお気楽な身分。それでも自慢じゃありませんが(自慢ですが)10年前のスーツが今でもフィットする体型を維持しています。親子ほど歳が離れたPY編集部員よりも、体力、気力ともに(ついでに食欲も)自分の方が若いということも最近わかってきました(笑)。

しかしです。新型コロナウイルスの影響で昼間のイベントも夜の宴会もぱったり途絶え、さらにしばらくの間スポーツジムが休業で体を動かす機会が激減し、不本意ながら体重が少しづつ増えて行く気配が心配です。そこで歩数のデータについて再度検証してみました。vol.3で日によって歩数が激変していることを報告しましたが、過去3年間の月平均の実績はこんなふうになっています。

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過去3年間の歩数データ。

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昨年6月の退社以来、明らかに歩数の減少が見て取れます。外に出ない日はスマホを置きっぱなし。当然その日の記録はゼロ。自動巻きの時計も止まってしまっています。そこで、家でぶらぶらしているそんな日の歩数を知りたくなりました。未だ捨ててなかった万歩計(あちこちから出て来ました。これも捨てられないな・・)をぶら下げて測定したところ、意外に多い2,000〜3,000歩でした。家でも落ち着きなく歩き回っているようです。

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僕の万歩計コレクション。手前が今回使用したもの。さすがに万歩計のコレクターはそうそう居ますまい。カチカチ言う旧式のもどこかにあった筈。

そんな歩数を先のスマホデータに加えますと・・なんだ、月平均で見ればまあまあ変わらずに歩き回っているではありませんか。すこし安心したものの、大事なのは量より質。汗をかきかき駅の階段を上り、会社についてもエレベーターを待っていられず階段を駆け上がる、なんてことは途絶えているのですから、決して歩数だけを頼りにしてはいけません。週イチのスカッシュができなくなったので、テレビを見ながらスクワットなどで補い始めたのは冒頭に書いた通り。それだけでなく、この歳になると栄養は毒である、と自制して四度のメシを三度に減らしました。ご飯のおかわりなんてもってのほかであります。

はい、次は「血圧」です。

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血圧の推移。’92/12~’20/3

体重と一緒に記録していたもののあまり興味がなかったので、年相応に上昇しているのだろうなぐらいにしか思っていませんでしたが、こうやってグラフにしてみると・・・あれ? 逆に低くなって行く。おい、お前はもう〇んでいる・・。人によっては、もっと上昇しないと却っておかしいと言われますがどうなんでしょう。ま、高いよりはいいんじゃないの? ぐらいに軽く考えています。実際、体調によっては妙に高い数値が出る日もあります。どうやらジムの無機質な自動測定機でも「ナース症候群」があるらしいのです。そんな数値が出たとしても慌てず騒がず、一度深呼吸して測り直せば容易にダウンしますからご参考に。

みなさんもお仕事で頻繁に使われているでしょうマイクロソフトのExcel。数字を入れればグラフや移動平均などを自動的に作成してくれるのはとても便利です。

でも次にご紹介する記録は方眼紙です。本物の紙。これは何かというと「残業時間」。入社から管理職になるまで、今ではもう使わない方眼紙に手書きで記入したもの。変色した部分もあって、時間の経過を感じさせてくれます。紙はちゃんと歳を取るのがいいですね。「お互い歳をとったな」なんて。でもハードディスクの中のデータは誰の目にも付かず、家族に邪魔がられることもなく、いくらでも保存しておける。完全に断捨離の射程外。そこが利点ですかね。

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残業時間の推移。左から2枚目の山はF3、4枚目の山はF4のそれぞれ開発ピーク。

この時代は、技術の大変化やライバル機種の出現のおかげで試作がボツになることが頻繁にあり、残業時間の乱高下はそれを表しています。何しろフラグシップ機はだいたい8年周期のリニューアルでしたから、無理もありませんね。F3、F4が発売までどんな変遷を経たかについては面白い話がいっぱいあるのですが、それはまた別の機会に。