Sony α99, SAL2470Z2 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, 1/320, F2.8, ISO 100, Photo by A.Inden

SONY SAL2470Z2 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II

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Ⅱ型へと進化したソニーAマウント用「SAL2470Z2」は、T*コーティングの改良、AFの動体追尾性能のアップ、防塵防滴への対応が実施されました。写りもどのように変わったのかと気になるところですが、光学的な設計変更はされていないようです。そこはさすがのCarl Zeissブランド。フルサイズ向けF2.8通しの大口径に求められる撮像のキレやボケ味のやわらかさはもちろんのこと、レンズとしての味わいみたいなものまで含め、完成度の高い光学系だったことが伺い知れます。とはいえ新しいT*コーティングになったのですから恐らく光の透過率もよりよくなり、ヌケ感などに少なからず好影響が出ているのでは?と勝手に想像。きっと逆光耐性の向上だけに止まらないはず…。そんなことを思い浮かべつつ、では早速撮りためてきた作例カットを見て参りましょう。

( 写真:A.Inden / 文:KIMURAX )

Sony α99, SAL2470Z2 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, 1/60, F2.8, ISO 100, Photo by A.Inden

絞り開放で水面からの反射光を入れるという、ちょっと意地悪な撮り方から。カメラが判断した適正露出から+1補正しているので、左の葉の色は飛んでしまっていますが、反射光周辺のフレアはいい塩梅に抑えられています。まったくフレアが出ないとそれはそれで少々味気なく、片や出すぎてドッと白くなってしまうのは困りもの。巧くその中庸をとっているというか、光の強さをちゃんと感じ取れるような仕上がりだと思うのですが、いかがでしょうか。また、葉の周りにはフリンジも出ておらず、こういったディテールの積み重ねにより、自然な雰囲気が醸成されています。

Sony α99, SAL2470Z2 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, 1/800, F2.8, ISO 100, Photo by A.Inden

手前の自転車よりも奥にあるビーチサンダルの方が新しいためか、やけに主張してくるのですよ(笑)。なるほど、なるほど、汚れひとつ無いまっさら状態。鼻緒と板面の質感の違いや、細やかな模様まで丁寧に表現しています。絞り開放ですからね。レンズの素性のよさがわかります。

Sony α99, SAL2470Z2 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, 1/2500, F2.8, ISO 100, Photo by A.Inden

こういった被写体ですと大抵絞り込むのですが、絞りを開いても写りがいいものですからこちらも開放で。期待通りといいましょうか、必要にして十分なシャープさがありますし、葉型の表面のざらつきまできちんと再現しています。完全逆光の中、破綻することなくビシッと描ききるあたりはさすがです。

Sony α99, SAL2470Z2 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, 1/60, F2.8, ISO 400, Photo by A.Inden

開放、最短撮影距離付近で撮影。こういった距離感がレンズの粗が出やすいところなのですが、そんな隙はなさそうですね。丸みのあるやわらかいボケ味と、薄々のピント面々の解像力、申し分なしです。

Sony α99, SAL2470Z2 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, 1/320, F2.8, ISO 400, Photo by A.Inden

品すら感じさせるボケ味は大変美しく、こういった被写体にはお似合いです。ピント面で捉えた生気を感じさせるリアルな描写を、よりいっそう際立てています。

Sony α99, SAL2470Z2 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, 1/1600, F5.0, ISO 100, Photo by A.Inden

ワイド端24mmらしい広がりのある伸びやかな画は気持ちがいいですね。拡大して見るとよくわかるのですが、画面左下の水底にある泥の様子までよく捉えています。

Sony α99, SAL2470Z2 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, 1/1000, F2.8, ISO 100, Photo by A.Inden

露出補正+1.3。ハイライト側のトーンはまだまだしっかり描けていますね。よくやってくれます。

PHOTO YODOBASHI

Carl Zeissらしい、シンプルでカッコいい外観です。ボリューム感あふれる大口径ですが左手にしっくりと馴染み、カメラボディとの重量そして見た目のバランスも良好。このルックスや使い心地のよさに加え、描写もズーム全域に渡ってよいのですから文句のつけ様がありません。さすがはツァイス!と唸ってしまう完成度です。キレよし、ボケよし、色乗りよし。それなりに高価なレンズではありますが、手に入れるだけの価値はたっぷりとあります。お、腕が上がったかも!と感じさせてくれるレンズに出会うことで、写真生活に新たな好循環がもたらされるはずです。

( 2015.07.10 )




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ZEISSレンズが"純正"で使えるのはソニーのシステムだけ。使わない手はないと思いませんか。

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前玉を覆うことすら躊躇われるZEISSレンズですが、やはり思い切り使い倒すためにはこちらを。

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