PENTAX 05 TOY LENS TELE PHOTO

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率  
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

フルサイズ換算で100mm相当の画角となり、02スタンダードズームのテレ端（フルサイズ換算83mm相当の画角）から1歩踏み込んだ画を収めることができます。被写界深度もそれなりに浅く、フォーカスは気をつけたいところです。しかし、このユニークレンズではマニュアルフォーカス時に自動的に液晶モニタが拡大表示にはならず正直難しいのですが、びしっと決まらなかった写りが案外よかったりすることも。ぜひ、とんどんトライしてみてください。あるいは、1発では思い通りに決まらないことが織り込み済みであれば、カメラボディ側で色彩やコントラストを変えることができる「スマートエフェクト」機能を活用するのもいいでしょう（作例の1枚目、4枚目、5枚目でこの機能を使用）。このほかフィルタ機能なども豊富にありますので、色々と組み合わせてとことん遊んでみてください。
※「ユニークレンズシリーズ」の本レンズは、レンズシャッターなし（カメラ側の電子シャッターで対応）、絞り固定、ピントはマニュアルとなります。

( Photography : T.Yuzawa & S.Zets / Text : KIMURAX )

解像感は物足りないものの、フォーカス部ではしっかりとラインも出ています。突拍子もない写りで翻弄するようなトイ・レンズではありません。

悪くないですよね、むしろ良いです。歪曲は感じられず、1万円を切るレンズが隅々までがんばって描写しています。落ち着いた発色で、この雰囲気は趣がありますよね。

強いハイライトは周辺のにじみが大きくなる傾向ですので、本カットではスマートエフェクト機能を使い、色やコントラストに手を加えてみました。条件により写りの変化が楽しめるのがトイ・レンズのいいところですが、それを素のままで鑑賞するもよし、スマートエフェクトを活用して変化をコントロールしたり、アーティスティックに振ってみたりするのもおすすめです。