PENTAX K-5IIs | SHOOTING REPORT

「The Field Camera」というキャッチコピーが現すように、K-5II / K-5IIs は防塵防滴構造やマイナス10度までの耐寒動作保証等、過酷な環境でも安心して使えるように設計されたカメラです。筆者は本機を1年近くに渡って使用してきましたが、風景撮影において雨も吹雪も厭わず使えるボディは何ものにも代えがたく、今や手放せない愛機となりました。メーカーの動作保証を大きく超えるマイナス30度という極寒の状況下においても動作したときには、感動すら覚えたものです。(※メーカー保証範囲外のご利用は、自己責任にてお願い致します)

基本機能は同様ながら、ローパスフィルターレスとなっているのがK-5IIs。ローパスフィルターレスというのは今やカメラ業界のトレンドと言えるかもしれませんが、元々必要性があって装着されているものですから、これを外すことにはメリットもデメリットもあります。主力機と言えるKシリーズにローパスフィルターレスモデルがラインナップされたのは、645D / Qシリーズで培われた技術のフィードバックがあればこそ。それでもK-5II / K-5IIsと選択の余地を残している所に、メーカーの考えが表れていますよね。厳しい環境から戻って撮影した写真を眺めてみると、APS-Cサイズのセンサーとは思えないほどの高い解像感、ハイライトのトーンの粘り強さなど、唸らされるような画ばかり。被写体によってはモアレや偽色への配慮が必要となりますが、ローパスフィルターレスという意味を理解して少しばかり神経を使えば、使いこなしは決して難しいものではありません。論より証拠、フィールドに連れだし、四季を通して撮影してきた作例をご覧いただくことにしましょう。

( 写真・文:T.Nakanishi )

夕日に煌めく雪原です。雪の質感描写はできるだけ精細に描きたいものですが、いかがでしょう。結晶まで確認できそう、とは言い過ぎですが解像感たっぷりに描いています。また、ダイナミックレンジの広さにもご注目ください。輝度差のあるシーンでしたが、ハイライトからシャドウまでしっかりとトーンを残してくれました。

まだ薄暗い時間帯でもオートフォーカスが迷う事なく合焦。-3EVという低輝度まで対応したというAFモジュールの威力が発揮されたようです。内蔵されたフラッシュはガイドナンバーこそ控えめですが、使い方を少し工夫すればなかなか効果的な光源となってくれます。

一眼レフとしては非常に軽量なシステムなので、姿勢を低くすることが多くなるマクロ撮影も苦にはなりません。ボディにマクロレンズ一本だけで撮影に出ることもありますが、本当に身軽です。それでいてキレは抜群なのですから、恐れ入りますよね。

K-5IIs を使っていて感心するのは手持ちでもほとんどブレないということです。元々ミラーショックが極めて少ない上に、ボディ内手ブレ補正が効果的に働いてくれるので安心してシャッターを切れます。三脚から解放されて手持ちで撮れると言うことはアングルも自由自在、一段とフットワークが軽くなるのです。

PENTAXはグリーンの表現には特に拘っているとか。確かに、木や草をシズル感たっぷりに描いてくれる印象です。そしてその効能でしょうか、自然の風景に限らず全般的に立体感が豊かな画が得られます。

絞り込んでパンフォーカスにするとご覧の通り、手前から奥まで見事に精細な描写に。レンズの性能も然ることながら、ローパスフィルターレスの高精細さを痛感する場面です。

こちらも高周波な被写体でローパスフィルターレスの本領発揮です。木々の葉一枚一枚まで見事に描いてくれました。ここまで解像した画を見せられると、大きなサイズにプリントしたくなりますね。

ハイライトからシャドウまで十分な粘り、それでいてしっかりコントラストもあるメリハリの利いた画作り。広いダイナミックレンジと巧みな画像処理に感心させられます。

 

スピード、タフネス、高精細。全てを備えた優れもの。

APS-Cというセンサーサイズでも、ここまでの画を生み出すことができる。1628万画素というスペックに少し控えめな印象を持つ方もいるかもしれませんが、APS-Cサイズのセンサーには必要にして十分、むしろ画素数で無理をしていない分階調にゆとりがあり、センサーサイズと画素数とのバランスの良さが重要だということを再認識させられます。精細さにおいても35mm判フルサイズセンサーに遜色ない本機は、様々なシーン・出力において満足のいく結果を見せてくれるはずです。

そしてもう一つ、是非ともお伝えしたいのはその優れた操作性について。 K-5シリーズ全般に言える事なのですが、使っているとボディの操作体系がとてもよく練られていることに感心させられます。カスタマイズ可能なボタンやダイヤル、露出決定に柔軟性を与えてくれるハイパーオペレーションなど「素早く的確に撮影する」ための工夫が随所に見られます。初めてでも手に馴染み易く、撮りたいと思った瞬間からシャッターを切るまでの時間が短いということは、大きなアドバンテージですよね。防塵防滴構造、ボディ内手ぶれ補正、視野率100%のファインダーといった撮影に関わる大事なポイントがしっかり押さえられているのも嬉しいポイントです。タフなボディに優れた操作体系、ローパスフィルターレスによって得られる精細で階調豊かな画像。使い込むほどに信頼感を増す、確かなボディです。雨の日には雨の日の写真が撮れることにわくわくする、アクティブに撮影を楽しむ方にとって最高のパートナーになるでしょう。

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高画質なのにフィールドを選ばない。考えただけでワクワクしませんか。

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タフとは言え、予備バッテリーはあっても困らないでしょう。

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