PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

Panasonic LUMIX DMC-GF6 / SHOOTING REPORT

ミラーレス一眼のエントリーモデルとしてラインナップしているGFシリーズ。センサーには有効画素数約1600万画素のLive MOSを搭載し、先代となるGF5の1210万画素からぐんと高画素化が進みました。さらに画像処理エンジンには、新しいヴィーナスエンジンを組み込んだことにより、解像感のアップと同時に、起動時間やAFスピードも短縮化されています。撮りたいと思ったら即撮影体勢になれますし、画像再生だってスムーズ。エントリーモデルだから多少の我慢は、、、なんて言わせない、サクサクと撮影が楽しめる1台へと進化しています。さらには、タッチ式チルト液晶の採用によりアングルの自由度が広がり、無線LAN機能を内蔵したことでスマートフォン等との連携やネットへの接続も可能になりました。GFの名を継承していますが、内容的には明らかにクラスがアップしているという印象(難しくなったということではないです)。リーズナブルなエントリーモデルとしては、至れり尽くせりな機能の充実をみせるGF6の実際の写りや、使用感などは如何に?ということで確かめて参りました。

( Photography : A.Inden & T.Nakanishi / Text : KIMURAX )

エントリーモデルとなると、押すだけで撮れる簡単さと引き換えに、カメラをコントロールするような使い方には適していないものもありますが、GF6ではシャッターボタンのリングに装備されたファンクションレバーに様々な機能が割り当て可能。今回は使用頻度が高い露出補正を設定してみました。見た目の明るさに合わせたり、明るさや暗さを強調するなど、ちょっとした味付けが人差し指だけで調整でき、そのままシャッター操作に移行できるので、テンポよく撮影することができました。こちらのカットでは露出をアンダーに振ることで、ひとしきり雨が降った後の濃厚な空気を捉えてみました。しっとりとした葉の質感から、花びらや密集するしべの色合いまで忠実に再現されており、ボケもナチュラルです。

タッチパネル液晶をチルトさせての撮影です。白樺の木肌を下から舐めるようなアングルでも、画をしっかりとチェックしながらレリーズできるのは便利ですね。山リスなどの小動物が駆け上っていくときの視界ってこんな感じなのでしょうね。ちなみに上方向は約180°まで、下方向へは約45°のチルトが可能です。描写はハイライトも嫌な飛び方をせず、緑色がナチュラルに光の中に溶け込んでいっています。

眩いばかりのドレス姿から、ブーケの色や形が浮かび上がってくるよう露出を少し高めに。ひと口に白といっても色々な白があるわけで、そのトーンをよどみなく描くのは難しいものですが、きちんと表現しています。紫の濃淡も豊かに再現しており、心地のよい立体感で魅せてくれました。


色乗りのよさに"パナソニックらしさ"を感じますね。大胆に塗られた赤ですが、艶の有り無し、塗りむらによる濃度の違いと様々な色合いですが、描写としては綺麗に出ています。本機にはタッチAFなる機能があり、タッチパネル上で指を触れた所にフォーカスポイントを持っていけるのです。どこにフォーカスするかで、画の印象がかなり変わったりするものですからこだわりたいところ。是非とも活用して欲しい機能のひとつです。

雨が上がったばかりの空で、光はさほど強くはありませんでしたが、照明を点けていない室内との輝度差はそれなりにあります。それでもハイライトからシャドーに至るまで、きちんとトーンを残してくれました。1600万画素ともなると全体の階調がとても豊かですよね。柔らかな光をきちんと感じられますから。

2つのノイズリダクション機能を搭載しているとあって、高感度も積極的に使っていける画質です。こちらはISO1000ですが、雨でたっぷりと濡れた葉のみずみずしさや、水分が染み入る石(左側)の質感などよく出ています。ノイズの潰し方が巧くないと、どうしても艶感が失われがちなのですが、十分キープされています。

撮って楽しい、撮った後も楽しい。本気で遊べるミラーレス一眼。

チルト式のタッチパネル液晶の搭載により重量とサイズが従来よりアップしたものの、それはあくまで比較しての差異。はじめからGF6だけを手にしたらレンズ交換式としては十分にコンパクトに感じたというのが正直なところ。それでいて切り取れるシーンが増えたことは多いに歓迎すべきことです。ミラーレス一眼を初めて手にしたら、きっとあれもこれもと様々な撮影にチャレンジしてみたいところでしょう。そういった前向きな気持ちをしっかりと受け止めてくれる頼もしい1台です。また、パノラマ撮影をはじめ、ジオラマやソフトフォーカスといったデジタルエフェクト機能は19種類もあり、遊び甲斐があります。自分が撮りたいイメージを23種類のシーンから選ぶだけでカメラが最適な設定を行ってくれる機能や、いざとなればフルオートで撮影できる「おまかせiA」もあるので安心。とはいえ、せっかくのレンズ交換式カメラですからモードダイヤルでこだわりの撮影方法を選択したいところ。徐々に撮影知識を増やしながら、様々な撮影に挑戦してみるといいでしょう。あらゆる動作のレスポンスもサクサクですから、気持ちよく使い込んでいけます。コンパクトデジカメで慣れ親しんだ、便利だったり遊べる機能に加え、最近トレンドとなっている無線通信機能などを充実させながら、一眼の本格撮影もとことん楽しめるという有り難さ。まずは手頃なレンズキットからはじめてみてはいかがでしょうか。

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ホワイトカラーで心も軽やかに。コンパクトでよく写る電動ズームレンズとのキットで、使い心地も抜群です。

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これからミラーレスをスタートするなら標準ズームと望遠ズームのついたキットが便利です。この2本で画角は問題なし。

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男性ならブラックでしょうか。クールな印象で、使いどころを選びません。

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ブラックのダブルズームキットはこちら。レンズもびしっと黒です。

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華やかなレッドのカラーもいいですね。手にするだけでアクセントになる、きれいな色合いです。

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レッドのダブルズームキット。レンズはシルバーで、ツートンカラーが印象的です。

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ボディの買い替えならこちらをどうぞ。ホワイトです。

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ブラックですね。安心です。

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レッド、いいですよね!

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液晶保護は最初からどうぞ。

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