PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

Nikon Ai AF NIKKOR 50mm f/1.8D

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

開放の明るさからみると50mm f1.4より半段暗い1.8は、どのメーカーにも存在するのですが、設計に無理が無いため優秀なレンズが多いのです。明るいf1.4でしか撮れない画があるのは事実ですが、f1.8クラスに比べると開放はピーキー。画のよさに加えて、値段もサイズもコンパクトなf1.8クラスは、通好みの選択という感じのレンズです。さて、50mm標準レンズは、単焦点を手にする人にとって(特にフルサイズのカメラの場合)は、まず初に手を伸ばすレンズです。f2.8クラスの標準ズームレンズに比べれば大きなボケを手に入れられるので、一本付け足すのにぜひおすすめします。また、単焦点だからこそ自分で引いたり寄ったりする必要に迫られるわけで、この試行錯誤が写真のスキルを磨いてくれること請け合いです。

( Photography : M.Ito & Y.Moriki / Text : KIMURAX & K )

明るい開放F値ならではのボケと描写力を試すべく、部屋にあった手近なもので実験を開始。ピントピークはシャープでありながら、柔らかさも同居するといった印象です。レンズには厳しい最短付近でこの写りなら満足ですよね。

男の子なら誰しも、乗り物に憧れた時期はあったでしょう。彼の瞳に映る景色をそのままに、自分の遠い記憶の姿と重ね合わせるように切り取ってみました。「あ、いいな」と感じた瞬間、自然な雰囲気で情景を捉えられるのが50mmレンズの特長ですね。

あまり清々しいイメージは無い波打ち際。風化したコンクリートがそれを助長するシーンで、愛らしい女の子のポーズが和ませてくれました。どんなシーンでも探せば何かしらあるものです。解像力はなかなかのもので、女の子を浮き立たせてくれました。

マイクロレンズに比べて最短撮影距離が少々長め、というハンディがありながらもめいっぱい寄せてみることに。か細い針金の質感をシャープにしっかりと再現しながら、ボケによって金属皿の粗がうまい具合に処理していました。なんとも形容しがたい、ここは何処?的な不思議な世界に。カジュアルに遊ぶと、思いがけない1枚に偶然たどり着けるもの楽しいですね。

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優秀でコンパクト。気軽に手を伸ばせる価格も魅力的で、単焦点に手を伸ばす最初の1本に相応しいレンズと言えるでしょう。

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とりあえずプロテクターくらい付けておこう。正しい選択です。

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