Nikon 1 V3 SHOOTING REPORT

ニコンのミラーレス一眼シリーズ「Nikon 1」も世代を重ね、上位モデルにあたるVは本機で3代目となる「V3」。スペックだけで見れば決して派手さはないものの、手にした人は一様に満足度が高いというのが同シリーズの面白さでしょう。実際手にして撮影してみると、スペックでは表せない「感触の良さ」や「カッチリ感」といったものが伝わってきて、このあたり実にニコンらしいと思える製品です。本機は象徴的だったビューファインダーを大胆に排することで、よりコンパクトでスマートなボディになりました。一見すると「Vシリーズらしさ」が失われたように思うのですが、実はEVFやグリップなどのオプションが充実していて、ユーザのスタイルに合わせてボディを拡張していけるシステムになっています。そして最大の特長といえるスピードにはますます磨きがかかり、最高で秒間60コマという驚異的な連写性能を実現。「Nikon 1」だけが生み出せる世界が、一層際立ってきました。

( 写真:Z II / 文:48 )

比類ないスピードで、その瞬間を逃さない。

スタタタタと、マシンガンを撃ち尽くすようなイメージ。本機の連写をはじめて経験した人は一様にびっくりして、大抵は次の瞬間に笑い出します。ほんとうに、笑ってしまうほどに強烈な連写なのです。AF追従でも秒間20コマという連写ですから、もはやムービーを撮影しているレベルに近いと言えるでしょう。瞬間を狙ってシャッターを切るというよりは、1秒まるまる撮ってしまう。そして撮れた写真から、残したい瞬間を選ぶ。そんな使いかたがぴったりだと思います。もちろん連写性能ばかりでなく、電源オンからフォーカスを合わせてシャッターが切れるまで、あらゆる動作がハイスピードだからこそ捉えられるシーンがあります。カテゴリを超えた、というより並の一眼レフを凌駕してしまうパフォーマンスが、「Nikon 1」の第一の魅力です。

単純に面白い高速連写。あまりに沢山撮れるので、うっかりしているとすぐにmicroSDカードが一杯になってしまいます。書き込みのスピードもありますから、肝心の瞬間にシャッターが切れないなんてことのないよう乱発は控えめに。ただ、例えば普段1枚だけシャッターを切るシーンでワンテンポ長くシャッターを押し、5枚くらい撮っておく、といった使いかたは有用だと思います。記念撮影での瞬きや、一瞬の表情の変化など、一番よいものを選択できるわけです。

ミラーレス一眼のカテゴリにおいて、1インチというセンサーサイズは若干物足りなく思われるかもしれません。しかし撮ってみれば必要にして十分な解像力・表現力を持っており、ボディやレンズをコンパクトに収めつつハイスピードなレスポンスを実現する、バランスの取れたフォーマットなのだと感心させられました。パンフォーカスを得るという意味においてはむしろ有利であり、大きなセンサーよりアドバンテージを持つシーンは、実は結構多いのです。

キットレンズとなる10-30mmはコンパクトで使い勝手の良い1本。キレキレという印象はありませんが、軽快さも含めて「Nikon 1」をスタートする組み合わせとしては理想的ではないでしょうか。風景撮影に取り組むならFマウントのニッコールレンズと組み合わせて、手軽な望遠撮影システムというのも面白いと思います。

こういった被写体を撮ってみると、質感やトーンもなかなかのものです。もちろん1インチのセンサーですから限度はあるのですが「何が写っているか」という写真の基本を考えれば、十分な性能ですよね。

ノイズリダクションの効果もあるので、いざという時には高感度での撮影も可能。とはいえ多少荒れてきますしディテールも失われていきますから、できれば低めの感度で撮影をしたいところです。日の沈んだ街並み、まだまだ写真は撮れます。

軽快に使える。そして、ディープに使える。

小気味よく使える「Nikon 1」の良さが、はっきりしてきたボディだと感じます。同時期に発売される弟分J4も基本性能は類似していますが、ある程度写真撮影に慣れた方や、もう一歩踏み込もうと考えている方、あるいはメインの一眼レフのサブ機として使う方なら本機V3がおすすめです。ボディそのものは無駄を削ぎ落としたシンプルでソリッドなスタイルながら、オプションであるEVFやグリップをつければ、ガッツリ「撮る」スタイルに早変わり。このあたりが選べるということを考えると、V1・V2からV3へのボディ形状の変遷も腑に落ちます。このままで使っても十分に便利ですから、ご自身の好みに応じてアップグレードしていける懐の深さがあるわけです。

また、ニコンの一眼レフをメインとしている方のサブ機としても魅力的です。Fマウントのレンズをつけたらバランスが悪い、なんて思ってしまうかもしれませんが、レンズを手で支えるスタイルになるので意外に違和感はありません。焦点距離にしておよそ2.7倍相当の画角で撮れるというのがポイントで、例えば70-200mmのズームレンズなら190-540mm相当になり、超望遠ズームとして使うことができます。これなら風景撮影はもとより運動会やイベント、スポーツシーンなど遠くの被写体をグッと引き寄せて、自慢の連写で切り取ることができる。チルトになった背面液晶も使いやすくて、少々無理なアングルからもフォーカシングやコントロールが可能。Fマウントのボディやレンズ資産をそのままに活かしながら、これ1台で撮影の幅がグッと広がるのです。

コンパクトでハイスピード。軽快なカメラをお探しの方はもとより、お手持ちの一眼レフを補完するスーパーサブとして。
「Nikon 1 V3」は玄人好みの選択です。

( 2014.04.24 )

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Nikon 1をスタートするなら、レンズとセットになったこちらがおすすめ。驚異的な連写性能を、ご堪能ください。

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ボディだけの単品もあります。既に「Nikon 1」システムをお持ちの方や、Fマウントレンズと組み合わせたい方へ。

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外付けのビューファインダーです。明るい場所での撮影など、やはりファインダーが欲しくなりますね。

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ホールディングがグンと良くなり、撮る気も倍増。V3を使い倒すなら、ぜひこちらをお試しください。

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旅先でバッテリー切れなんてことのないように。備えあれば憂いなしというものです。

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メディアはmicroSDを使用。たっぷり連写するために、大きなサイズをぜひ。アダプタもついてSDカードとしても使えます。

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