Nikonに限らず、昨今のモデルレンジでは、下位モデルが上位モデルより画素数が多いといった"下克上"が散見されます。そこでフラッグシップを買う理由は何だろうと考えてみれば、確実に「撮れている」その手応えに投資するのだと思います。レリーズのタイムラグや、ファインダーの見え、そしてシャッターのキレ、ボディの剛性感、挙げればキリがありません。実際に実戦投入すると、現場にやり切ったからこその確信を残し、立ち去ることができます。昨今はモデルレンジ全体の出来が素晴らしく、下位モデルでも同じ感触はあります。しかし、やはり意味も無く高価なはずはありません。モデルレンジ全体のレベルアップが著しいと、その差は一見僅かに見えますが、撮り手が何を望むかを想いを馳せてメーカーがコストをかけ積み上げたものは、ギリギリの現場でかえって際立ってくるのかもしれません。どんなカメラでもシャッターを切ればソコソコ写る。しかし千載一遇の状況で確実に結果を残すことは、最終的に「撮る」という行為への執着ではないでしょうか。フラッグシップは、撮り手の「僅か」な積み重ねに確実にシンクロしてくる。そして撮り手の想いに報いる。そんなカメラなのだと思います。

(写真・文 / PY編集部:K)

鹿児島県の桜島にて。レンズが持って行かれそうなぐらいの強風の中、火山灰が巻き上げられ、ファインダーで被写体を捉えるのもおぼつかない状況。絞り開放で撮影したが、AFの俊敏さ、そして正確さに舌を巻きました。10カット程度似たようなシーンを捉えましたが、1枚たりとも外さない信頼性の高さ。余談ですが、ミラーレス機のようなイージーなカメラは本当に重宝するのですが、ピントの中抜けなんて致し方ないこと。それに慣れてしまっていると、笑い話のようですが、D4の精密機械のようなAFにあらためて感じ入る次第です。

 


編集部ではニコンD3Sを使用しています。比較してみると、やはり画素数が増したことによって緻密さが増した印象です。フラッグシップ機では、センサーと同じぐらいに高価なローパスフィルターにも、やはりボディ価格が高価な分だけコストを割くことができます。モデルレンジ・他のボディと最もコストの差がでるのは恐らくローパスフィルターでしょう。センサーと同じほどに画質を大きく左右するパーツであり、高画素が単純に画質に直結するわけではありません。画質は総体で決まっていくものだと、多種多様のカメラを扱うことで感じる次第です。

太陽が顔を出しつつも、湿度が高めでフォギーな1日だったロケ日。シャープに葉を解像しつつも、潤いを消し去ること無く、見事に再現されています。

真逆光で、これだけ空の青さが出てくれれば大満足です。順光であればPLフィルターを用いたように真っ青になります。その昔、青空を撮っても色はくすみ、しかも色分離が悪く、後処理でもどうにも再現できないなんて時代がありました。ニコン・デジタルフラッグシップもこれで4代目。確実に熟成されてきた印象です。この16-35mmレンズは、開放値こそF4で控えめ。しかし、昔からどんなメーカーのレンズも、トップレンジのレンズより1段暗いレンズは抜群の写りで、このレンズもその例に漏れず。きわめてシャープであり、思わずニンマリしてしまう色載りです。こんなにワイドレンジのレンズにもかかわらず、手ブレ補正機構が搭載されているため、低照度下でも安心です。

いまやD4にも、シャッターボタン近くに録画ボタンが配置される時代です。当然ライブビュー機能も搭載されています。当初「フラッグシップにライブビューだの動画だの要らないだろ」と個人的には思っていましたが、キツいアングルや、身体をねじ込めない現場では、ライブビューのありがたみが身に染みます。ライブビュー時のAFも良好で、個人的には全く文句がありません。積極的に撮りに行けなかったシーンを追いかけられる機能の実装は、やはり正義と言えるでしょう。

D4の画は、D3sよりほんの少しだけあっさり目。D3xのような素材重視ゆえの眠さは無く、見た通りより少し華やか。しかし、実にリアリティ溢れる色再現で、波風にさらされた銅の雰囲気をよく再現しています。余談ですが、AEの正確さも素晴らしく、意図的なアンダー/オーバーを目論まない限り、たいていはOKラインの露出値に落とし込んできます。もちろん、画面全体が黒かったり白かったりすれば、若干のオーバー/アンダーといった釣られは見受けられます。しかし、ハズレの露出値ではないのです。そういった意味で「OKライン」という表現となります。これがどれだけ撮影を手助けしてくれるか、日頃クラシカルなカメラを使っていると本当に感心してしまいますね。また、AEのアルゴリズムも恐らく他のモデルとは異なり、カメラの目的が違うため、必要以上に明るくする必要がありませんから、そういった意味でも安心してAEにゆだねることができます。

 

気がついたらニコンはズームレンズはもとより、単焦点レンズの刷新も随分と進んでいます。昨今のズームレンズは、一昔前の単焦点がスゴスゴと引き下がってしまうほどの実力を持っています。そこに、現代の技術の枠でリバイスした単焦点にはさらなる凄みが宿っていると実感。ボディの実力も大事ですが、デジタル時代になって今なお光を集めるのはレンズに変わりはありません。せっかくのフラッグシップ、可能であればハイエンドレンズと組み合わせたいものです。余談ですが、画素数が1600万画素程度であるため、超高画素機のようにシビアにレンズ性能を求められるものではありません。そういった意味では、ミドルレンジ等のレンズでもよいと言えます。違いが無いかといえば、間違いなく違いはあります。・・・ここからは書くのは無粋かもしれませんね。

 

 

約60グラムのダイエット。

いかに高感度特性が良くなろうとも、基本は低感度で捉えるものだと思います。しかし、外ロケで三脚に頼らず撮影がこなせるならば、やはりありがたいものです。そして、被写体ブレを防ぐシャッター速度が稼げて、さらにノイズ特性もよければ、これほど頼りになることはありません。先々代モデルの「D3」は、これまでできなかったことを過去に葬り去ったエポックメーキングなモデルでした。たとえば上のような低照度下で、走っている車を止めることができるのですから、初代のニコンFの開発に携わった人たちは、時の流れに唖然としてしまうのではないでしょうか。D4となり、画素数が上がって画素ピッチが縮まりました。高感度特性が悪化するのではないか!?と思いきや、全く心配は無用でした。高感度特性の面でD3xではなく、D3/D3Sをチョイスした方も大勢だと思われます。それほどに、やはり心強い特性ですよね。

いくら高感度が強いといえども、ノイズが無いわけではありません。このページをご覧の皆様には説明不要の内容だと思われますが、念のため・・・ISO800でもノイズはそれなりに認められます。ISO3200あたりから、少し画面はざわついては来ますが、それにしても感度からすれば素晴らしい仕上がりだと思います。ISO6400でフイルムのISO1600より若干ノイズが少ない感じでしょうか。ISO12800となれば、かなりザワついてきますが、それでも写りを見れば望外のできではないでしょうか。それ以上の感度については、ニコンは増感モードとして捉えているようですが、写ること自体が凄いことですよね。そのまま、写すことを可能にしているモードだと言えます。それにしても、下のサイズほどであれば、ISO12800+1段増感でも十分なような気がします。

 









 

D3sの写り、そして高感度特性。もう少し画素数があれば・・・と感じていたプロの方々も大勢いるのではないかと思います。1600万画素超となれば、トリミングの自由度もあがり、特定の分野をのぞけばおおよそのニーズに対応可能となりました。画も磨き上げられた印象です。また、D3sの良い部分をそのままキャリーしつつ、細部にわたって様々なアップデートが見受けられます。プロが羨望のまなざしを向けるモデルは、当然一般の皆さんにとってもベストな1台ともいえます。なぜなら、プロは自分にとって扱いやすいカメラをいつでも求めるからです。もちろんココで言う「扱いやすさ」とは色々な意味が含まれますが、D4はまさにちょうどよいスペックと言えるのです。そこに確固たる頼りがいを乗せて。こののちリリースされるD800やD800Eをお待ちの方も居ることでしょう。画素数が必要であれば実に魅力溢れる2台です。もし、プロが頼る理由、そしてそのシーンに身を投じてD4をチョイスするなら、確実に「撮れた」という1カット1カットの手応えを高品位な画とともに返してくれるでしょう。

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ニコンフラッグシップのボディのキレたるや・・・。とにかく気持ちよいの一言に尽きます。最近のカメラはとにかく佳く写ります。当然ニコンのことですから、映像に関するパフォーマンスは素晴らしいでしょう。これ1台でネイチャーからコマーシャルとジャンルを問わずオールマイティにこなせてしまいます。

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ムービーを撮られるユーザさんにはマストアイテム!?こちらは32GB。

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リーダーも必要となります。ぜひご一緒に。こちらはデスクトップや、カードスロットの無いノートパソコンにおすすめ。

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撮影した高画質な静止画などの大容量データをメモリーカードからパソコンへ高速に転送することも可能なExpressCardアダプターです。スロットのあるパソコンはこちらがおすすめです。

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フルサイズでこの画角レンジ。写りも抜群です。

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今回の記事でも使用したレンズ。1段の暗さは、画に余裕を与えます。スキの無い素晴らしい写りのレンズ。

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定番中の定番。F2.8通しのズームはメーカーとしての威信がかかっており、悪いはずがありません。ボケ味・シャープネス・コントラスト・色載りと文句のつけようがありません。少し高く、重いのが難点ですが。。。

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これ1本あれば、ポートレートから風景撮影までジャンルを問わず抜群にフィールドが拡がります。開放では少し周辺が落ちます。この落ち具合が画角と相まってなかなか。もちろん絞り込めば解消。開放から実にシャープで、美しいボケ味とともに手放せない1本。

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低照度下で威力を発揮するのはもちろんのこと、絞りを開けてダイナミックな構図でポートレートなどにもおすすめ。新しいレンズであり、描写に文句のつけようもありません。

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長い間、MF版にしかラインナップされなかったF1.4。35mmを標準とする方も多い焦点距離であり、ポートレート、そしてスナップなどに大活躍してくれます。

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いつの時代も50/1.4から単焦点の素晴らしさに目覚める方が多いのでは。必携の1本であり、これ1本で撮りきるなんて楽しみもオツかもしれません。

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開放から甘さなどみじんも感じられない、超優等生レンズ。開放から非常にシャープ。かといって固さは無い、気品のある写り。ボケ味の美しさは流石。

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どのマクロレンズも素晴らしいのですが、60mmを熱烈におすすめしたいのです。シャープだけど丸い、丸いけど繊細という実にしみじみよい画を紡ぐ、名レンズに数えたい1本。

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