LEICA C | SHOOTING REPORT

ライカにはやはりモノクロームが似合う。撮影した写真を眺めながらそんな印象をうけて、一枚目のカットを選びました。ライカの新しいコンパクトカメラはその名も「LEICA C」。1/1.7インチのセンサーに、35mm換算28-200mm(F2.0-F5.9)というズームレンズを搭載し、小さくとも自由な画角を手に入れることができる頼もしい1台です。コンパクトデジタルカメラにおいてライカ社とパナソニック社のパートナーシップは周知の事実ですが、基本機能を同一としても製品としての性格に違いがでるのが両メーカーの面白いところ。LEICA Cの「らしさ」は、外観を見ただけで、手にしただけで明らかでしょう。ポケットに忍ばせるに値する、小粋なコンパクトカメラをお探しではありませんか? LEICA Cは見逃せない選択肢になるはずです。

( 写真:A.Inden / 文:FourtyEight )

ルックスの流麗さは改めて説明するまでもありません。二段になった軍艦部やスマートなボタン・ダイヤルの配置は、M型ライカにも通じるライカらしいフォルム。手にしたくなる品の良いデザインですよね。ホワイトとブラックという単純なカラーリングではなく、ツートンカラーにしているのも洒落ています。ラインナップは「ダークレッド」と「ライトゴールド」の2色。これは困りました。

描写を見てみましょう。およそ1200万画素というセンサーですが、十分な解像力と言えます。条件の良いシーンということもありますが、ヌケも良いですよね。
使ってみて感じたのは背面液晶の美しさで、さっと手軽に撮った画が思った以上に綺麗に見える、そんな感覚がありました。

おみくじの文字ひとつひとつも、きちんと解像してくれました。広角から望遠まで使えるズームということもあって、切りたいところで画を切り抜ける便利さがあります。ライカがズームするということ自体、M型ライカを使う方からすれば驚きでしょう。

解像力と色乗りのわかりやすい作例をもうひとつ。JPEG撮って出しの画はあまり派手ではなく、比較的「渋い」色合いですよね。このあたりのチューニングはライカらしいところでしょう。傾いた日差しも、感じることができるでしょうか。

 

こういったシチュエーションでの光の捉え方はなかなかのものです。硬質な壁面の質感や、反射する光。しっかり感じられますよね。

大きなセンサーではありませんから、トーンや画の厚みといった部分ではどうしても限度があります。夕方のドラマティックな空のグラデーションを切り取ってみました。アンダー目の露出のほうが、画にリアリティや説得力を持つという印象があります。

ボケを狙うスペックのカメラではありませんが、近距離の被写体などに目を向ければ自然なボケを感じることができます。立体感もまずまずというところでしょう。

少し控えめな、というよりも目で見た光量に合わせた露出で撮りました。金属の質感など、よく出ていると思います。

 

テレ端は200mm相当という望遠で、なかなかに使い出があります。こういった眩しいシーンでEVFが活用できるのも嬉しいポイント。EVF自体はそれほど解像度の高いものではありませんので、液晶が見えにくい場面での利用が基本的な使い方でしょう。

美味しかった料理をその場で撮ってWi-Fiで転送してシェア、というのも現代的なカメラの使い方ですよね。テーブルフォトもご覧の通り。広角から望遠、近接撮影まで、使い勝手のよいカメラです。

 

コンパクトデジタルカメラをライカがアレンジすれば、こうなる。そんなシンプルな驚きを、ひしひしと感じさせてくれるカメラです。その美しさは単なるアピアランスデザインではなく、触れて・操作して感じることのできる「必然性ある」カタチ。シンプルなインターフェイスは写真撮影において撮影者を迷わせることなく、写真を撮るという行為に集中させてくれるでしょう。スペックとしては表現の難しい点になるのですが、スナップしている際のフィーリングが心地よく、ついついシャッターの進むカメラであると感じました。もちろん決してセンサーの大きくはないコンパクトカメラ。画質や画の厚みに関しては限界があります。とはいえこのスペックとこのサイズは、大きなカメラを持ち歩くことの難しかったシーンで十分な活躍をしてくれることでしょう。例えばちょっとしたパーティで、ドレスアップしたスタイルに見合うカメラとして。単焦点レンズ中心のシステムを補完する、サブカメラとして。大人が手にするアイテムとして、ようやく欲しくなるものが出てきた、という感もあります。ストラップやケースなど、上質な専用品も色々とラインナップされていますから、アクセサリ選びも楽しいですよね。

これだけのスタイルのカメラならば、飽きずに長く使い続けられることでしょう。
せっかく手にするならば、上質なものを。デジタルカメラにも、そろそろそんな選択があってもいいはずです。

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単なるブラックではないダークレッド。スマートな大人のポケットに、お似合いの1台です。

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こちらはライトゴールド。女性だけでなく男性にも似合う気品あるカラーリングです。どちらがお好みでしょうか。

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独創的なデザインのカメラプロテクター。ダークレッドに似合うカラーです。

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こちらはライトゴールド用。硬質プラスティックとシリコン素材により、キズや衝撃からカメラを守ります。

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下部に固定して、カメラ本体を覆うタイプのカメラケース。ライカC専用です。

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ライトゴールド用のツイスト。スエード調の素材が上質です。

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ライカC用のハンドストラップ。ツイストと合わせた利用がおすすめです。

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ライトゴールド用のハンドストラップはこちら。

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カメラ本体と小物を収納できるクラッチバッグ。

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ライトゴールド用のクラッチバッグはこちら。こういった小物のラインナップが嬉しいですよね。

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