Nikon COOLPIX S800C メーカーサイトへ

1602万画素（1/2.3 CMOS） / 10倍ズーム（25-250mm相当） / F3.2-5.8 / 111.4×60×27.2mm / 184g
フルHD動画 / 手ブレ補正 / Wi-Fi / Bluetooth / Android OS

Android 2.3の端末と光学10倍ズームレンズが一体化したコンパクトデジカメ。スマートフォンのカメラはそこそこよく写って手軽だけれど、光学ズームやシャッターボタンの操作性などに不満が残る部分もあり、そういった声に応えてニコンが2012年秋に世に送りだしたひとつのカタチです。レンズは35mm判換算25-250mm相当の画角をカバー。デジタルズームを使うと約1000mm相当になる超望遠域まで届き、手ブレ補正は光学式と電子式を併用しているので手持ちでも安心です。有効画素数1602万画素の1/2.3型CMOS（裏面照射型）センサーに、画像処理エンジンは「EXPEED C2」を搭載し、約8コマ/秒の高画質連写撮影や1920×1080ピクセル（30fps）のフルHD動画撮影ができます。撮影した写真を加工できるデジタルエフェクト機能（ソフト/ミニチュア効果など計6種）を備え、さらには撮影場所の位置情報を記録できるGPS機能も搭載。無線通信はWi-FiとBluetoothに対応し、3.5型フルワイド有機ELのタッチパネルモニターを操作してWi-Fiでネットに接続すれば、撮影した写真や動画をFacebookやTwitterといったSNSに直でアップロードすることができます。キーボードも表示されテキスト入力ができるので、使い勝手はスマートフォンそのもの（通話機能はありません（笑））。また、スマートフォンやタブレット端末にオフラインで撮影データを転送できる「Connect to S800c」という専用アプリをはじめ、各種Googleアプリを標準搭載し、各自でアプリの追加インストールも可能。アプリの選択・使いこなしによっては、新たな可能性が広がりそうな予感のする一台です。

（写真：T.Nakanishi, T.Takahashi / 文：KIMURAX ）