Nikon COOLPIX S6500 メーカーサイトへ

1602万画素（1/2.3 CMOS） / 12倍ズーム（25-300mm相当） / F3.1-6.5 / 95.4×58.3×26.3mm / 153g
フルHD動画 / 手ブレ補正 / Wi-Fi

Wi-Fi内蔵のコンパクトデジカメ。近頃のスマホならそれなりにきれいな写真が撮れるし、撮った写真はそのままネットにアップできるという利便性からスマホカメラが重宝されていますが、写真のクオリティやズーム機能などの必要性を感じ始めた人には物足りなさがあるのも確か。そこでこのWi-Fi内蔵のCOOLPIX S6500なら、ビシッときれいな写真が撮れる上に、すぐにスマホやタブレット端末に転送することができます。センサーは有効画素数1,602万画素となる1/2.3型CMOS（裏面照射型）を搭載しているので、ブログなどへの掲載サイズなら十分に質感のある写真が残せます。レンズは35mm判換算で25-300mm相当の画角となる12倍ズームですから、スマホカメラに比べ自由度は格段に広がること請け合い。コンパクトデジカメとしての描写性を見るために、ビルの作例カットに目を転じるとシャドーエリアもよく粘って解像しており、ノイズもほとんど感じられないすっきりとした描写。カラフルな小物たちの発色も派手にならず、ひとつひとつのフォルムをきちんと描き出しており、スマホカメラではこのクオリティを感じる描写はちょっと無理かもしれませんよね。機能面では、「夜景ポートレート」「逆光」「夜景」のシーンモードを選択すると自動連写合成が行われ、ノイズやブレを抑えた撮影が可能。撮りたいものにカメラを向けると、瞬時にフォーカスしたい部分を予測する「ターゲットファインドAF」が撮影をスムーズにサポートします。動画撮影は、1920×1080/30pのフルハイビジョン撮影に対応しており、Wi-Fi機能を抜きに考えても全体として大変よくまとめられています。

（写真：M.Ito / 文：KIMURAX ）