FUJIFILM X-S1 メーカーサイトへ
1200万画素（2/3 CMOS） / 26倍ズーム（24-624mm相当） / F2.8-5.6 / 135×107×149mm / 945g
フルHD動画 / 手ブレ補正 / EVF
しっかりと握れる深めのグリップを備え、高級感のある革シボ風のラバーで覆われた堂々たるボディ。ダイヤル部はアルミ削り出し、金属製のレンズフードまで備えるというこだわりようで、パッと見はデジタル一眼レフそのもの。コンパクトデジカメと呼ぶには大きく感じますが、光学26倍ズームを搭載していることを考えれば随分とコンパクトにまとめられています。非球面レンズやEDレンズといった硝材を贅沢に用いたレンズは、35mm判換算で24-624mm相当の画角をカバー。レンズ先から1cmのマクロ撮影にも対応しています。手ブレ補正は、光学式を採用。さらに手ブレ防止モードは細かく設定できるようになっており、望遠端付近でも臆することなく手持ちで臨めます。ズーム操作はマニュアル式のみで適度なトルクが効いており、動きも滑らか。電源を入れる度に広角に戻るということも無いので煩わしくないですね。液晶モニタは3.0型のマルチアングル式なので、思い切ったアングルからの撮影が楽しめます。センサーは有効画素数約1,200万画素の2/3型CMOSを搭載。一般的なコンパクトデジカメよりも若干面積の広いセンサーとなっています。作例写真を見てみると、広角側から望遠側まで安定した、キリッとした描写を見せており、青空の階調表現もなかなかな良好。超高倍率ズームながら、スパッとはまるとヌケのよい画が撮れているのには驚かされました。撮影モードは、細かい設定はカメラにお任せのオートモードから、シャッタースピード優先AEや絞り優先AEといった、こだわりの撮影にも対応しています。最大で360度のパノラマ撮影や、デジタル処理で被写体の背景をぼかす機能なども搭載。もちろんフィルムメーカーならではのフィルムシミュレーション機能（3タイプ）も備えているので、フィルムライクな色再現や階調表現を使い分けながら様々な表現に挑戦してみるといいでしょう。
（ 写真：T.Nakanishi / 文：KIMURAX ）
- PHOTO
- CAMERA
- CHART
- WB
- MACRO
- ZOOM
- ISO
- COLOR
